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就労移行支援事業所の見学・体験利用までの流れ

一般企業への就労を希望する人を支援する就労移行支援事業所は、見学や体験利用ができます。ここでは、資料の取り寄せなど見学までにどのように準備したらいいのか、また見学と体験利用時の流れをまとめてご紹介しています。

事業所に資料を請求する

就労移行支援事業所は、事業所によりフレンドリーでアットホームなところやビジネスライクなところなど、雰囲気が異なります。まずはどんな就労移行支援事業所があって、どこへ見学に行ってみたいかを資料請求して検討してみましょう。

インターネットで、例えば「就労移行支援事業所」とご自分のお住いの地域名などを入力して検索してみると、いくつかの就労移行支援事業所のウェブサイトがあるでしょう。就労移行支援事業所の特徴やアクセスなどを調べて、そのままお問い合わせや電話から資料請求も可能です。

また最寄りの役所でも、障害福祉課などへ相談してみると、管轄地域の就労移行支援事業所を紹介してくれます。

ほかにも医療機関で就労移行支援事業所の資料が置いてあることもあります。

選択肢を広げるためにもできれば一つだけではなく、いくつかの事業所の資料を集めて、比較検討することをおすすめします。

届いた資料のチェックポイント

いくつかの就労移行支援事業所に資料請求をして資料が届いたら、以下のような内容をチェックしてみましょう。

  • 自宅から無理なく通える場所にあるか
  • 事業所のプログラムは充実しているか
  • 就職実績はどのくらいか
  • 定着実績はどのくらいか
  • ほかに特徴や特性はあるか

実績など数字的な部分ももちろん重要ですが、自分の求めるものや重視するものと事業所が提供するものが一致していることが大切です。障害特性に特化している事業所もあれば、専門的なスキルの習得に力を入れている事業所もあります。どの事業所が自分に合っているのかじっくり検討して、見学したい事業所をピックアップしてみましょう。

話す内容を整理する

見学したい事業所がだいたい決まったら実際に予約をして見学となりますが、見学には支援スタッフとの面談があることがほとんど。ですから、その前にしっかり準備をしておくことをおすすめします。準備は質問や疑問など聞きたいことを整理したり、見学時に何をチェックしておきたいか、自分の状況をどう伝えたらいいかなど、スムーズに見学が行えるようにするためのものです。特に日頃から対面が苦手だったり言いたいことを上手に伝えられないなと感じている場合は、メモとして書き出しておけば、見学時に話しやすいでしょう。以下に詳しい内容で一つずつ解説していきます。

自分の状態・経歴

支援スタッフに自分の状態や経歴を伝えることは、スタッフの一層の理解を得られ、その事業所が自分に適しているかの判断を手助けしてもらえます。まずはこれまでの疾患の状況、現在の症状や体調、障害者手帳の有無と持っていない場合は今後取得の予定があるか、などの基礎的なことを書き出してみましょう。朝起きられない、対人関係が苦手、顔の見えない電話が苦手、大人数が苦手、就職しても長続きしないなど、不得意なことや苦手な環境なども分かるものはメモしておくと忘れずに伝えられます。

またこれまでの職歴も退職理由などの詳細とともに書き出しておくと、支援スタッフも理解しやすいでしょう。

通院されている場合は、担当医師に就労移行支援事業所への見学を予定していることを相談してみましょう。体力的にもう少し待ったほうが良いなど、自分だけでなく専門家からの客観的な判断をしてもらうことも大切です。

就職希望時期

就労移行支援事業所はさまざまなプログラムや訓練を用意している場合があります。プログラムによってもその期間は異なりますので、自分が利用したいプログラムと就職希望時期が一致しているとスムーズにいくでしょう。またいつプログラムを開始すれば良いかの判断にもなります。そういった意味でも就職希望の時期を支援スタッフに知ってもらうことは重要ですので、しっかり伝えましょう。

事業所の環境

どのような環境の事業所が自分に合っているか、はっきりしている場合はそれをリストにしてみるといいでしょう。漠然としている場合でも、だいたいこんなところが良いというのを書き出しておくとスムーズに見学できます。例えば以下のようなポイントを抑えておくといいでしょう。

  • 事業所のロケーション:通いやすいか?
  • 雰囲気:馴染みやすいか?スタッフは?
  • プログラムの種類
  • 利用者の定員数:少人数制なのか?
  • 自分と同じ症状の人の利用実績の有無
  • 利用可能な障害種別

就労移行支援事業所によっては、特定の障害に特化したサポートを行っていたり、障害の種別に関係なく利用が可能な場合もあります。自分と同じような障害を持つ方が多くいる事業所を希望する場合は特にしっかりと確認しておきましょう。

見学・体験利用について

ここまで準備ができたら、就労移行支援事業所に申し込んで、本格的に利用する前の見学や体験利用をしてみましょう。ほとんどの事業所では、見学は半日、体験利用は1日~数日間ほどです。体験は見学では分からないスタッフの雰囲気なども知ることができるので、利用してみるといいでしょう。まずは予約を含めた見学・体験利用の流れの前に、ちょっとした疑問についてご説明します。

同伴者と一緒は可能か?

見学をしてみたいけれど、一人で行くのは不安がある。そんな方も少なくはないはずです。そんな時に信頼できる家族や相談員と一緒に行くことができれば、話も上手に伝えられますし安心ですね。事業所では同伴者も一緒に見学が可能ですので、予約の際に同伴者がいることも伝えてみましょう。

持ち物は?

就労移行支援事業所に見学や体験利用を申し込むと、持ち物などの説明があるかもしれません。ただし特に指定がなければ、筆記用具とメモ帳、準備をした説明や確認内容を持参すればいいでしょう。資料をくれる場合もありますので、持ち帰り用のバッグや袋があると便利です。服装も特に指定がなければ私服で問題ありません。

見学・体験利用の流れ

ここまで準備ができたら、実際に見学や体験利用をしてみましょう。主な流れをご説明します。

見学・利用体験の申し込み予約をする

電話やウェブサイトのお問い合わせ、メールで見学または体験利用希望を伝えて、訪問日時を予約します。ほとんどの事業所では支援スタッフの時間を確保してくれますので、事前の予約は大切です。

予約の際は、氏名や障害の種類・疾患、同伴者の有無、希望日時などを聞かれます。

予約日時に事業所の訪問をする

予約時間の5〜10分前くらいに到着するようにしましょう。事前に事業所までのアクセスを調べておくといいですね。万が一遅れる場合は、きちんと電話連絡を入れましょう。

受付で予約していることを伝える

事業所に到着したら、受付で「(例)本日13時から見学(または体験利用)の予約をしている山田花子(自分の氏名)です」とスタッフに伝えましょう。

支援スタッフに事業所の案内と説明をしてもらう

スタッフが事業所の設備などを案内してくれます。面談の時間を確保してくれている事業所もありますので、その場合は自分の状況など事前に整理した内容を伝えましょう。体調や悩んでいること、これからどう就職したいかなどのほか、プログラムの内容など事業所への質問も遠慮なくしてみるといいでしょう。

見学・体験利用のチェックポイント

見学・体験利用にどのような点をチェックしたらいいかをご説明します。

事業所の場所

無理なく通いやすい場所にあるかがポイントです。基本的に交通費は自己負担ですが、自治体に寄っては、障害レベルなどにより交通費の補助や割引もあります。

事業所の雰囲気

設備も含め、自分に合っているか確かめます。スタッフの雰囲気、アットホームなのかビジネスライクなのか、自分の好みと比べてみましょう。

プログラム内容

事業所によってプログラムは異なります。IT、コミュニケーション、ストレスコントロール、ビジネスマナー、感情のコントロール、障害の理解など自分が受けたいプログラムや興味のあるものを提供しているかを確認しましょう。

就職実績や定着実績

実際に安定して働き続けている人の割合や、どのような企業に就職しているか、その後の定着支援があるか、職場実習があるか、など遠慮せずに聞いてみましょう。

すぐに利用できるか

定員が決まっている事業所がほとんどですので、自分の希望するプログラムに空きがあるか?またいつごろ空くのか?なども同時に確認すると今後の計画が立てやすいでしょう。

見学や体験利用の振り返りと確認

まずは見学後にその事業所が自分に合うか合わないか、雰囲気がいいかなどを考えます。見学・体験利用のチェックポイントを確認しながら振り返りましょう。

見学のみをした場合は、その後にもう少し詳しく知りたいと思ったら体験利用をする方法もあります。ほかの利用者さんと実際に一緒になることで、より理解が深まるでしょう。その場で申し込んでもいいですし、担当のスタッフに後日連絡をとることもできます。

自分に合った事業所が見つかるといいですね。